プロフィール

こんにちは。はまじです。

NASDAQ上場米国企業での実務経験10年以上。海外出張はたぶん地球20周分ぐらいしたと思います。今まで14ヵ国20都市で仕事をしました。ITシステム構築とサプライチェーンマネジメントが主なキャリアです。

アメリカには東海岸に1年、西海岸に2年住みました。担当したのは新しいシステムの立ち上げと教育訓練です。チームで唯一の日本人で、いろいろ大変でした。それでも全世界延べ3000人を対象にトレーニングを行いました。あの時リリースしたシステムは今も休みなく動いています。

このブログでは、効率的に英語スキルを伸ばす方法を書いていきます。目指すのは「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へのサバイバルキットの提供です。

僕はもともと、とある純日系メーカーでエンジニアをしていました。ところが地震で工場が被災して業績が悪化、会社はある日突然、アメリカのライバル企業に買収されてしまいました。

その日を境に職場の公用語が英語になり、アメリカ人が大勢乗り込んできて仕事のスタイルも何もかもが大きく変わりました。今まで一緒に働いてきた仲間たちも、その多くが去っていきました。

その混乱の中で大きな役割を果たしたのが「道具としての英語」です。

自分の英語が伝わらなければ、要点をパワポにまとめたり、データをEXCELで集計して示せばいい。大事なのは込み入った案件を流暢に話すことではなく、相手にとって価値ある情報をわかりやすく伝えることだと考えていました。

コミュニケーションは個人技能の総力戦です。言葉でうまく表現できなければ別の手段も使えます。

大切なことは何語で話すかよりもむしろ、メッセージの核心をどう伝えるのかです。

「正直英語なんてどうでもいい」とさえ思っていました。

【体験談】大量に英語を浴びるとある日を境にわかるようになる

ところが買収されて1年経ったころ、僕は会社で衝撃的な体験をしました。

昼休みに食堂に向かって歩いていたら、後ろでアメリカ人が携帯で話をしながら歩いてました。

全く関心なかったのに、彼が話していた英語がダイレクトに頭の中に入ってきたのです。

彼はこう言っていました。

「売上があと18%足りない。積み上げても8%までしか行かない。残り10%の追加メニューが必要なのに具体策が浮かばなくてみんなフラストレーションがたまっている。僕はこれからふたつミーティングがあるので2時からの電話会議には出られない。後でどんな対策があるか考えてメールするよ。とにかく来週のミーティングで提案する内容を考えないと...」

と言っていました。内容が理解できた自分に少し驚きました。当時は忙しすぎて英語の勉強など全くしていなかったからです。

その日をきっかけに、会議でも自分の考えを進んで言うようになり、相手の質問に答えたりしているうちに、自分が何語で話しているのか、次第に気にならなくなっていきました。

英語の習得は、それに費やす労力というより、普段英語に接する量の多さに単純比例するというのがその時の実感です。

でも現実問題として身近に英語に接する機会がなく、かつ英語をある程度のレベルまで引き上げたいときにはどうするか?

どんな勉強スタイルが一番効果的なのでしょうか。

あの時の経験の中に何かヒントがあるはずで、それを言葉にまとめるためにこのブログを始めました。

英語を話せるようになりたい理由は何ですか?

ところで、どうして皆さんは英語を話せるようになりたいのですか?

日本語だけで何不自由なく暮らせる環境の中で、英語の勉強を続けていくその原動力は何でしょう。

私の原動力は

「英語を話せるようにならないとクビになるかも」

でした。

ネガティブだけれど強烈なモチベーションにはなりました。

皆さんはそんなモチベーション嫌ですよね(笑)

アメリカは流氷の海の向こうに

北海道東部で生まれ育った私は中学生の頃から漠然と

「この海をずーっと東に行くとアメリカ大陸なんだよな」

「いつか水平線の向こうの景色を見てみたい。そこで暮らす人と話をしてみたい」

と思っていました。

あの時の気持ちが、おそらく僕の本来の想いです。

それは皆さんも同じだと思うのです。

初めてアメリカに行ったとき、僕はほとんど何も聞き取れませんでした。

でも今は、日本で仕事するのと全く変わらないレベルで仕事ができています。

それは僕が何かに優れているわけではありません。

もっと言ってしまうと、英語が話せるようになったから仕事ができるようになったわけでもないのです。

このサイトが少しでもそのお役に立てたらうれしいです。

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