オンライン英会話スクールの選び方 2つの視点

オンライン英会話
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この記事は、次のような人におすすめです。

  • どの英会話スクールを選ぶか迷っている
     
  • ネットでおすすめのオンライン英会話を尋ねると答えがバラバラ
     
  • オンライン英会話を過去に何度か試したが満足できるサービスはなかった
      

オンライン英会話スクール選びに苦労していませんか?

ひと口に「英会話」といってもニーズは人それぞれ。各スクールにも特色があり、何を優先するかで選び方は変わります。

そこで今回は、実際にオンライン英会話を探し始める前に整理しておくべきポイントをまとめました。

この記事を読むと、自分のニーズはどこにあるのか、どういった視点でオンライン英会話サービスを選べば良いかがわかります。

あれこれ悩むことなく英語そのものに集中したい人はぜひ最後まで読んでみてください。

【この記事を書いた人】
ITエンジニア系英語オタクです。米国企業での実務経験10年以上。アメリカには仕事で3年住みました。ブログを通じて「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へサバイバルキットの提供を目指しています。

選定に必要な視点は「目標軸」と「評価軸」

オンライン英会話を選ぶときには、以下の視点を持ってチェックすると迷いが減っていきます。

  • 目標軸:自分はどうなりたいのかを具体的に描く事
      
  • 評価軸:目標達成のために譲れない優先事項を整理すること

ではひとつずつ見ていきましょう。

目標軸:「英語がペラペラになりたい」をもっと具体的に

何についてペラペラ話せるようになりたいのか、ターゲットを絞るとスクールを選びやすくなります。

漠然と「何か新しいことを教えてもらおう」という考えだと、ただ月日が流れていくだけで「結局いつ何ができるようになるのか」わからないまま課金が続きます。

日常会話を話せるようになりたいのであれば、今の日常生活のシーンをいくつか切りとって具体的にどんなやりとりがあるのか考えるとイメージしやすいです。

仕事で話せるようになりたいのであれば、普段職場でどんな立場でどんなやり取りをしているのか、会議や電話、メールのやりとりの中でパターン化できそうなシチュエーションを集めるとイメージしやすいです。

目標を具体的に書いてみる

具体的な目的を持つことはとても大事です。なぜなら明確な目的を持つ受講者は講師からサポートを受けやすいからです。

例えば仕事なら、

「四半期に一度のミーティングの席上で、担当ビジネスの売上報告書を20分間でプレゼンできるようになりたい。特に質疑応答を的確にできるようになりたい」

プライベートなら、

「今シーズン中に、大谷が出ている試合の実況中継でアナウンサーが何を言っているかわかるようになりたい。特にホームランや盗塁を決めたときの実況アナウンスを最低4シーンぐらいわかるようになりたい。できれば来シーズンはドジャースタジアムで観戦したい」

などです。

まとめる時は以下の要素を含めるように意識してみてください。

  • Specific (具体的)
     
  • Measurable (測定可能)
     
  • Achievable (達成可能)
     
  • Realistic (現実的)
     
  • Time-bound (期限がある)
     
はまじ
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受講者の現状レベルを踏まえて、目標達成までの学習ロードマップを具体的にアドバイスしてくれるスクールが良いスクールです。

どこの国の英語を学ぶか決める

どこの国の英語を学びたいかは最初に決めましょう。アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダを混ぜると危険です。なぜなら各々の国の英語は違うからです。そもそも国が違うので話題も異なります。

評価軸:オンライン英会話はアウトプット優先で

オンライン英会話はアウトプットの場として使い、インプットは独学でと割り切るとをおすすめします。

英会話レッスンをインプットに使うのは間違いではありませんがコスパは下がります。

なぜならレッスンの中で新しい単語やフレーズ、文法を教わろうとすると時間がいくらあっても足りないからです。

話すためにオンライン英会話を活用するというスタンスで

「話せるようになりたい」場合、レッスンに向けて話すための準備をし、実際にやってみてフィードバックを受けると早く上達します。

具体的には、

  • 覚えた単語やフレーズを使ってみる
     
  • ひとりで考えてもわからなかったこと聞く
     
  • 自分が考えた話題を話してフィードバックを受ける
     

などです。

レッスンよりも時間を割くべきは前回の復習と次回の準備

全体の時間配分はレッスン時間が2割、復習/予習時間が8割です。

前回の復習:知識の定着と自動化

講師からのアドバイスを頭で理解できたとしても、それを実際にできるようになる(これを自動化と言います)には、ある程度の時間が必要です。

はまじ
はまじ

野球を例にとると、コーチからバットの構え方と振り方を教わるのは短時間でも、コツがわかって正しく振れるようになるには時間がかかるのと同じです。

一人でできる練習はレッスン以外の時間にやった方が良いです。

そのためには、レッスンが録画でき、後で客観的にレビューできるスクールが良いスクールです。

  • レッスン中にできなかったことは何か
     
  • その時どうすればよかったのか
     
  • では次回はどうすればいいか
     
  • 講師からのアドバイスをどう活かすか
     

次回の準備:前回のフォローアップと新しく覚えた事のトライアウト

  • 前回うまくいかなかったパートの再挑戦
     
  • 講師からのアドバイスの反映
     
  • 新しいアウトプットの準備
     
はまじ
はまじ

前回の失敗を踏まえて周到に準備し、次のレッスンで再挑戦して返り討ちに遭う(笑)のが実は最高の勝ちパターンです。

オンライン英会話のメリットとデメリット

オンライン英会話の最大のメリットは、AIにはできないフィードバックが得られることです。

  • 表情、ジェスチャー、アイコンタクト、リアクション
     
  • 考え方や価値観の違いが引き起こす想定外の反応
     
  • 習慣や社会システムの相互理解
      

デメリットはレッスンがマンネリ化し、しだいにモチベーションが下がってくることです。

何を話すか決めないうちに次のレッスン予約時間が迫ってくる、という状況に陥りがちです。

行き詰まった時にカウンセラーと相談できるスクールが良いスクールです。

講師は目的に応じて選ぶ

どういったスキルを得たいかで講師の選び方は変わります。

ネイティブ講師:その国に住んでいなければわからないことを知っている

お手本となる自然な表現、発音の矯正、リズム、イントネーション、アクセントが学べる。
その国に住んでいる人にしかわからない習慣、暗黙のルール、社会システムを共有してもらえる。

日本人講師:英語習得の苦難を乗り越えたノウハウを持っている

日本人講師は苦労して英語をマスターした過去のノウハウを持っているので、的を得たアドバイスができる。

ノンネイティブ講師:コストや時差を調整できる現実解

ノンネイティブ講師はアジアに多く、レッスン単価が比較的低くコスパが良い。同じタイムゾーンだと時差を気にしなくて済む。

教材の選び方

大手だと膨大な量の教材を用意しているので、目標と今の英語レベルを伝えていくつかカリキュラムを提案してもらった方がいいと思います。外せないのは次の3点です。

  • 目的に沿った教材があるかどうか
     
  • レッスン時以外でも自由に閲覧できるか
     
  • 反復練習が簡単にできる仕組みになっているか
     

自習時の反復練習時に使いやすい教材がいい教材です。

以上からオンライン英会話を選ぶ際のポイントは?

ここまでの内容から、オンライン英会話スクール選定時の評価項目は次の通りです。

  • 自分の目的と合致したカリキュラムがあるか
     
  • 学びたい国の講師の質と量
       
  • 経験豊富な日本人講師がいるか
     
  • 予約のしやすさ
     
  • レッスンを録画/録音できるか
     
  • 教材は自習時にも使いやすいか
        
  • 自身の英語レベルを把握できる仕組みがあるか
      
  • 学習の進め方を相談できる体制があるか
       
     

まとめ

今回のまとめです。

  • オンライン英会話サービスの選定に必要な視点は「目標軸」と「評価軸」
       
  • 目標軸:「英語がペラペラになりたい」をもっと具体的に
       
  • 評価軸:話すためにオンラインを活用するという割り切り
       
  • レッスンよりも時間を割くべきは復習と次の準備
       
  • オンライン英会話のメリットはAIでは得られない生のリアクション
       
  • オンライン英会話のデメリットはマンネリ化しやすいこと
       
  • 講師は目的に応じてネイティブ/日本人/ノンネイティブを使い分ける
       
  • 教材は目的に合った内容のもの。レベルが合わない場合はスクールと相談
     

ではまた。Have a good one!

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