英語の「読めて聞ける」を「話せる」へ転換する方法

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この記事は、次のような人におすすめです。

  • 相手の英語が聞き取れるし、理解できるけど話せない
     
  • TOEICはハイスコアなのに思ったことをうまくしゃべれない
      

会議で相手の言っている事がおかしい。それに対して意見を言いたい。

でも、英語が出てこなくて仕方なく「オッケー」と答えてしまう。

仕事がまたひとつ増えてしまいましたね。

反射的に言い返せないのは、言葉が使える状態でストックされていないからです。

そこで今回は、英語フレーズのストックが増える学習法「リプロダクション」について解説します。

リプロダクションとは、耳で聞いた英文を、そのまま自分の口で丸ごと再現するトレーニングです。

このトレーニングを継続的に行うことで、フレーズが使える状態で脳にストックされ、瞬発的に話せるようになっていきます。

ネイティブからの無茶ぶりをスマートにかわしたい人はぜひトライしてみてください。

【この記事を書いた人】
ITエンジニア系英語オタクです。米国企業での実務経験10年以上。アメリカには仕事で3年住みました。ブログを通じて「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へサバイバルキットの提供を目指しています。

リプロダクションとは英文を聞いた後に丸ごと再現すること

リプロダクションは、短い英文を聞いて一度記憶の中に取り込み、自分の口で再現するトレーニングです。

シャドーイングやリピーティングは、音を追いかけながらコピーするのに対し、リプロダクションは、ある程度のかたまりをまとめて聞いた後に自分の口で再現します。

聞いて再現するというプロセスには、次のことが含まれます。

  1. 音声を聞き取り、文意を理解する
     
  2. 文を構成するキーワードとキーフレーズを記憶する
     
  3. 文意と キーワード、キーフレーズから言いたい事をイメージし、自分で文を組み立て直して発話する
     
はまじ
はまじ

この一連の作業で、頭の中にあるイメージを英語に組み立てて話す力がつくようになります。

用意するものと実際のやり方

用意するものは興味があるコンテンツとその文字起こしテキスト

  • 好きな動画または音声
     
  • その動画のサブスクリプション(文字起こしされた文章)
     

かたまりで聞いたらサブスクリプションを見ないですぐに自分の口で再現

区切りの良いところで音声を停止したらサブスクリプションを見ないですぐに自分の口で再現します。

英語を一言一句覚えるのではなく、英語を聞いた時に頭に描かれるイメージと、記憶に残っているキーワード、キーフレーズを頼りに英語を再現していきます。

再生する英文の長さは自分のレベルに応じて調整してください。

メリット・デメリット

メリットはスピーキングの瞬発力が上がること

  • 音の聞き取りと意味の把握を同時並行でできるようになる
     
  • 文の構成パターンが身につく
     
  • 使えるフレーズのストックが増える
     
  • 文意と言語処理を分離できる
     

野鳥が好きな人は、森の中で鳥の鳴き声が聞こえたときに鳴きまねもできるし、鳥の名前や、鳴いている理由も説明できます。

楽器が弾ける人は、耳にしたメロディーを口ずさむことができるし、どう弾けばいいかもわかって弾き始めることができます。

リプロダクションはその語学版で、耳にした英語が聞き取れて、どう発話すればいいかわかって話せる状態を目指します。

はまじ
はまじ

文意と言語処理の分離とは、言いたい事は何かがイメージできれば、それを何語で話すかは発話直前に選択できるようになる、ということです。

デメリットは意外と難しいこと

実際にやってみると、脳にかなり負荷がかかります。

  • 作業自体は簡単だが、やってみると難しい
     
  • ある程度の量を記憶して一気に再構成するので、負荷が高い
     
  • 何度も反復練習するねちっこさが必要
はまじ
はまじ

うまくできないときは、下記のステップを踏んで再チャレンジしてみてください。

  1. 英文を精読して意味と発音を正確に理解する
     
  2. リピーティングなどで英文の内容やリズム、構造などを把握する
  3. リプロダクションに挑戦してみる

まとめ

  • リプロダクションとは英語を一文聞いた後に丸ごと再現すること
     
  • 用意するのは興味がある動画と文字起こしテキスト
     
  • 英文をある程度のかたまりで聞いたら一旦停止、自分の口で丸ごと再現する
     
  • メリットはスピーキングの瞬発力が上がること
     
  • デメリットは一見簡単なようだが難しいこと
     

ではまた。Have a good one!

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