単語を覚えるのはとても大切です。でも何から覚えるか作戦を立てることはもっと大切です。あなたが英語学習に使える時間は限られているからです。
まず思考のベースとなる日本語を整理しよう
どの単語を覚えるかを決める前に、あなたの思考のベースとなっている日本語を整理しましょう。なぜかというと、あなたに「英語脳」ができるまでは、日本語で考えて英語に翻訳する脳内作業が必要だからです。その翻訳作業の負荷を減らすために、あなたの日本語を少しだけ英語に合わせましょう。
主語をつけて話すように意識する
英語は主語が必要な言語です。日本語では省略しがちな誰が(何が)を意識して話しましょう。
短く、簡単な構成で話す
要件が伝わる最低限の長さで話してみましょう。相手の意見に同意するなら
「私は〇〇さんの意見に賛成です」
でおしまいです。用件は伝わりました。以上です。
難しい単語は避ける
ぱっと訳せないような日本語は使わないようにします。他に言い方があるなら簡単な語を組み合わせて使います。例えば、
「お中元」は「夏の贈り物」
「猛暑日」は「すごく暑い日」
などです。
覚えるべき単語を厳選する
あなたに必要な単語は、あなたの暮らしの中にあります。あなたが普段、仕事や日常で良く使う言葉は英語でも使います。同じテーマを同じ人が考えるからです。言語はツールです。あなたが言いたいことは何か、その本質を考えて語を選びましょう。
ボキャブラリには2種類ある
ボキャブラリには2種類あります。パッシブとアクティブです。
- パッシブ 聞き取れて理解できるが自分で使ったことのない単語
- アクティブ 聞き取れて理解でき、自分でも使ったことがある単語
普段話す日本語の中から注意して単語を抜き出してリストを作ってみてください。難しい語は、複数の簡単な語の組み合わせで言えないか考えてみてください。それを英語に訳したものが、明日にでもすぐ使う可能性が高い単語です。「でる単」系の本はひとまず脇に置いて、自分だけの単語帳を作って覚えましょう。何個単語を選んだかはあまり重要ではありません。少なければそれに越したことはないのです。
単語は文章で丸ごと覚える
覚える単語が決まったらその語を使った例文をネットで検索し、それを元に自分なりの例文を作ります。そしてそれを丸ごと覚えます。検索した記憶や、例文作成で悩んだことなど、その単語を覚えるためにやったことを全部思い出として覚えると記憶に定着しやすいです。
まとめ
重要な単語を効率的に覚えるために、まず自分の日本語を整理/単純化します。そしてあなたが今、日本語で実際に話している言葉から覚えるべき単語をリストアップします。話せる単語は聞けるので、例文を作って丸ごと覚えることをお勧めします。それが後で文法の理解にも役立ちます。
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