【無料】ChatGPTを使って英語ライティングを無理なくレベルアップさせる方法

English for global communication
UnsplashMichael Dziedzicが撮影した写真

「仕事でどうしても英語が必要で、自信がないまま英文メールを送っている。本当は英会話スクールに入ってライティングスキルを磨きたいのだけれど、時間もお金も足りない…。」

そんな人のために今回は、ネット上で無料公開されている対話型AI「ChatGPT」を使った英文の自己添削のやり方をご紹介します。

この記事を読めば、ChatGPTの基本的な使い方と、AIへの英文添削の依頼方法がわかります。外資系企業で働いている僕は、仕事のやりとりはすべて英語なので、ほぼ毎日使っています。自分が伝えたいことを、ナチュラルな英語で発信できようになって、自信もついたし信頼感も増したと思います。

記事の最後におまけとして、Google翻訳の読み上げ機能を使ったシャドーイングのやり方も紹介するのでぜひ最後まで読んでみてください。

ChatGPTとは

ChatGPTとは、アメリカのOpenAI社が開発した対話型AIの名称です。ChatGPTはネット上で誰でも使えます。レスポンスはとても自然で、あたかも人とチャットしているような受け答えができます。
ChatGPTのすごいところは、あらかじめ「こういう考え方で答えを返してね」と伝えておくと、こちらの要望に沿った答えを返してくれるところです。つまり、いままでの検索エンジンとは一線を画し、より人間に近いやりとりで回答が得られます。

ChatGPTの特徴

  • 内容の濃さの割にレスポンスが速い
    たまに混雑しているときもありますが、総じて数秒で返事が返ってきます。
  • 英語でも日本語でも使える
    言語モードを切り替える必要はなく、英語で聞けば英語で、日本語で聞けば日本語で答えてくれます。
  • 人と対話しているような自然なやりとりができる
    前もってテーマ伝えておくと、こちらの意図に沿った回答が返ってします。
  • 無料で提供されている
    有料版にアップグレードすることもできますが、無料版でもかなり強力なツールです。

ではさっそく使ってみましょう。

ChatGPTへのサインアップ(ユーザー登録)の方法

ChatGPTを使うにはまずユーザー登録が必要です。手順は以下の通りです。

  • OpenAI社の公式HPにアクセス
  • TRY ChatGPTをクリック
  • Sign up をクリック
  • メールアドレスを入力
  • パスワードを設定
  • 携帯電話の番号を入力
  • 電話に送られてくる6桁の認証番号を入力

    です。

ChatGPTへの英文添削指示の出し方


これからネイティブが話すような自然な英文になるようChatGPTに依頼します。
添削ポイントとしてあらかじめ3点、ChatGPTに伝えます。

1.不自然な部分だけ修正
2.文脈を考慮
3.簡単なメモと書き換えた理由をフィードバック

依頼文は以下のとおりです

Can you correct my sentences as a native American English speaker would say them?
Please make sure to check these points:

  1. Please correct only the sentences that don’t sound natural.
  2. Consider the context in which the conversation is taking place.
  3. Please give me some notes on the sentences and explain the reasons behind your corrections.

依頼した英文と添削結果

添削依頼したサンプル英文
Last Friday I ordered three sets of HDMI cables, but I haven’t received a response. Could you let me know when they will be delivered?

ChatGPTからの答え
Your sentence is grammatically correct and sounds natural. It conveys the message clearly and politely. However, if you want to make it sound more professional or formal, you could consider using “may I” instead of “could you” to make it sound more polite:

“Last Friday, I ordered three sets of HDMI cables, but I have not received a response. May I please know when they will be delivered?”

Notes:

I corrected the capitalization of “HDMI” to make it consistent with the standard formatting.
I added “please” to make the request sound more polite.
I added “please know” to make the sentence sound more polite and formal.

「Could you」を「May I」に帰るように提案されました。ちょっとかなり固い文章のような気がするので、もしこれが社内の同僚向けだとしたらどうリライトするか聞いてみます。

リライトを依頼
Thank you. If I send the sentences to one of my colleagues, how do I rewrite them?

ChatGPTからの返信
If you want to rewrite the sentence in a way that’s appropriate for a colleague, you can try rephrasing it to sound more informal and friendly:

“Hey, I ordered three sets of HDMI cables last Friday, but I haven’t heard back yet. Do you happen to know when they’ll be delivered?”

Notes:

“Hey” is a common informal greeting used between colleagues, friends, or acquaintances.
I changed “Could you” to “Do you happen to know” to make the sentence sound more casual and less demanding.
I removed “please” to make the request sound less formal and more friendly.

同じ文意でも、同僚に送るメールる場合にはかなりくだけたスタイルになりました。

結論 : 実務で使える

仕事で問題なく使えます。それどころか、同じ内容でも相手や状況によって書き分けることもできて、とても役立つツールと言えそうです。

少し気になる点は、時々レスポンスが遅くなることです。もし使えないレベルまで遅いようであれば、月$20払うとレスポンスが早くなります。ただ大量の文章を決められた期限内にレビューしたいのでなければ、個人的にはそこまでする必要はないと思います。

ChatGPTから提案された内容をひな形にして自分なりのサンプル文をたくさん作って覚えていけば、ライティングスキルはかなり上がっていくと思います。これをフレーズ丸ごと暗記すればスピーキングにも活用できますね。

まとめ 今までの英語学習の常識を覆すポテンシャルを持つ

ChatGPTを使い始めててから、リスニング&リーディングからライティング&スピーキングに比重が大きく移りました。1日2、3文でいいので毎日ChatGPTとやりとりを続ければ、今までよりずっと書けて話せるようになるはずです。

おまけ:Google翻訳でシャドーイングに挑戦

残念ながらChatGPTには読み上げ機能がありません。これを補完するために、僕はGoogle翻訳を使っています。校正の終わった文章をChatGPTからGoogle翻訳にコピペし、ボックスの下のスピーカーマークをクリックします。すると音声が流れます。再度クリックすると再生スピードが少し遅くなります。これを使ってシャドーイングを行えば、自分の発音やイントネーションの課題が見つかります。違いがわかれば改善できるので今度はリスニング力が上がっていく、という好循環が生まれます。ぜひお試しを。


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