この記事は、次のような人におすすめです。
- デュオリンゴを全レッスンやったが話せるようにならない
- ピンズラーである程度話せるようにはなったが長文が読めない
- 語学と合わせてその国の文化も知っておきたい
この記事では、多言語習得プラットフォーム「Babbel」(バベル)について解説しています。
バベルは外国語習得において「読む、聞く、書く、話す」の4技能をバランスよくできるようにデザインされています。
「1日5分、AIと話すだけ」のアプリとは一線を画し、「初めは間違えるのが当たり前。だから復習をしっかりやる」というコンセプトでカリキュラム構成されています。
過去に一度挫折した外国語を基礎からしっかり学び直したい人はぜひ最後まで読んでみてください。
【この記事を書いた人】
米国企業での実務経験10年以上。アメリカには3年住みました。ブログを通じて「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へサバイバルキットの提供を目指しています。現在マルチリンガルを目指して中国語とポルトガル語を勉強中。
Babbel(バベル)の特徴:14か国語に対応。英語ガイダンスのみ
バベルはドイツ発祥の多言語習得プラットフォームです。Webブラウザもしくはアプリでアクセスします。
学べる言語は次のとおりです。
デンマーク語、ブラジルポルトガル語、ドイツ語、フランス語、インドネシア語、イタリア語、オランダ語、ノルウェー語、ポーランド語、スペイン語、スペイン語(ラテンアメリカ)、ロシア語、スウェーデン語、トルコ語

ガイダンス言語は英語のみです。
コースは2種類。その国の文化や習慣も学べる
レベル別またはトピック別の2コース
レベル別はCEFRの切り口で用意されています。(以下はブラジルポルトガル語の例です)。

レベル設定はCEFRという国際基準に準拠しています。例えば英語の場合、CEFRとTOEFLやTOEICなどの他の指標との比較表は次の通りです。

トピック別は以下の通りです。

料金体系は3種類の定額料金+買い切り
料金はサブスク期間に応じて4種類あります。カリキュラムはどれも同じです。
- 3か月 29.85ドル
- 6ヵ月 50.70ドル
- 12か月 83.40ドル
- 買い切り 299.50ドル

セールやクーポンはあるの?:頻繁にセールあり
セールはしょっちゅうやっています。30%~55%OFFが目安です。
ユーザー登録だけして、しばらく放置しておくとオファーが来ます。

公式サイトでもアナウンスしています。

始め方・使い方:Webブラウザもしくはアプリから
公式サイトからサインアップ、もしくはApp Store / Google Play Storeからアプリをダウンロードします。

実際にやってみた:実践的なレッスン内容
ブラジルポルトガル語で試してみました。
レッスンは、あるシチュエーションに沿って進みます。
<例>
知り合いのパーティーにケーキを作って持って行こうとする夫婦の会話。食材を書いたメモを夫に渡す妻。
画像にふさわしい単語の選択

画像にマッチしたフレーズの穴埋め

音声の聞き取り

会話の穴埋め


操作マニュアルはありませんがほぼ直感で操作可能です。レスポンスはとてもよく、サクサク動きます。
結局話せるようになるの?
話せるだけではなく、聞く、読む、書く力がバランスよく強化されると感じました。
ドイツ製品らしいというか、構成がしっかりしていて、スペリングや発音の曖昧さも許しません。
その結果間違いは多くなるし、復習にも時間がかかります。
でも他のアプリのようにスペルや読解を後回しにして結局書けない、読めない、のとどっちがいいかと言われると、当然4技能しっかりマスターした方がいいですよね。
このあたりはBabbelに「お金を頂く分しっかり教えます」的な意気込みを感じます。
無料体験はあるの?
クレカ登録不要で完全無料なのは各コース最初の1レッスンだけです。
こればどちらかというと使い心地を試すためのものです。
有料プランは申し込み後20日以内なら返金してくれます。
返金に関する詳細は公式サイトの関連ページを参照ください。
解約方法
Webから申し込んだ人は公式サイトにサインインし、プロファイルアイコンをクリック、Profile and settings → Account Information → Cancel auto-renewalと進むと解約できます。
App storeまたはGoogle Play Store経由で課金した人は各々のStore経由で解約します。
詳細は公式サイトの関連ページを参照ください。
メリット
- レッスンはテンポが速く、サクサク進む
- 文法解説は短く、レッスンの中に効果的に組み込まれている
- 復習レッスンが多いので長期記憶に定着しやすい
- カリキュラム構成がわかりやすい
デメリット
- 本格的な会話レッスンや、より長い会話の練習はない
- エクササイズはレッスンで学んだ単語やフレーズすべてを網羅しているわけではない
口コミ
良い口コミ
- 聞く、話す、フラッシュカード、書くの4パターン練習できるのが効果的
- 文法を含め基礎から学習できる
気になった点
- 操作方法のガイダンスがない
- 日本語対応していない
バベルは英語の次に学びたい外国語がある人におすすめ
次のような人におすすめです。
- 英語中級者(ガイダンス言語が英語のため)
- ターゲット言語は初級から中級者向け
- 視覚的な学習に向いている人
- 実践的な会話を学びたい人
英語以外にもうひとつ、話せるようになりたい人はぜひ一度試してみてください。
まとめ
- バベル(Babel)は14か国語に対応した多言語習得プラットフォーム
- コースはレベル別またはトピック別
- 料金は3か月30ドルから
- セールはしょっちゅうやっている。30%~55% OFFが期待できる
- 読む、聞く、話す、書くをバランス良く織り交ぜたレッスン構成
- 20日間の無料体験がある。ただしクレカの登録とサブスク設定が必要
- メリットは効果的でわかりやすいレッスン
- デメリットは日本語のガイダンスがないところ
- バベルは英語以外にもう一つ外国語を習得した人におすすめ
ではまた。Have a good one!
コメント