この記事は、次のような人におすすめです。
- 英語を長年勉強しているのに、なかなか口から出てこない…
- 英語を話す練習を1人でするのはむずかしい
この記事では英語のスピーキング力が伸びない主な原因と、実践的な練習法を徹底解説しています。
スピーキング練習に役立つアプリやサイト、書籍も合わせて紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【この記事を書いた人】
ITエンジニア系英語オタクです。外資系企業での実務経験10年以上。アメリカには仕事で3年住みました。ブログを通じて「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へサバイバルキットの提供を目指しています。
日本人が英語を話せない理由

日常生活で英語を話す機会がほとんどない
日本人は、学校でのスピーキング機会が少なく、実際に口に出す経験が不足しています。
個人学習に関しても英語を「読む」「書く」練習と比べ「話す」練習が圧倒的に足りていないのが現状です。
日本語の発音で英語を覚えようとしている
英語には日本語にない発音がたくさんあるので、以下のようなやり方では実際の発音と大きなズレが生じます。
- ローマ字読み:英語をローマ字的に読む
- managaer → マナゲル
- カタカナ読み:英単語にカタカナでフリガナをつけて覚えようとする
- write→ライト Light→ライト (RとLが聞き分けられなくなる原因)
学校で英語のリズムや音声変化を学んでいない
英語にはリズムや音のつながりに特徴があります。
例えば、”What are you doing?” を日本語のリズムで読むと、
ホワット アーユー ドゥーイン グ?
で4拍ですが、英語のリズムだと
ワラユ ドゥイン?
で2拍となります。
このように英会話では少ない拍数の中に多くの単語を詰め込む傾向があるので、「ワラユ」のような音の省略や連結が起こります。

このルールを学校で学ぶことはほとんどありませんよね。
英語に対する苦手意識や恥ずかしさ
学校のカリキュラムでは、会話に慣れる前に読解力や文法のレベルが上がっていくので
「間違ったらどうしよう」
「発音が変だったら恥ずかしい」
といった「内向的」かつ「完璧主義的」な心理的ブロックが生まれ、英語を口に出すことが難しくなっていきます。
英語スピーキング力を伸ばすポイント

まずは基礎を固める
英語を話すには中学卒業レベルの文法と3000語程度の語彙が必要です。
いきなりネイティブのように話そうとせず、シンプルで正確な英語を目指しましょう。
リスニング力を鍛える
話すためには、まず聞いて理解できる力が大切です。
シャドーイングやリピーティングで、英語の音に耳を慣らしましょう。
とっさに言える表現を増やす
瞬時に口から出せる表現を増やすことで、スピーキングのスピードが格段にアップします。
今日からできる!英語スピーキング練習法

音読・シャドーイング・リピーティング
音声付き教材を使って、正しい発音・リズムを体にしみ込ませましょう。
おすすめはNHKラジオ英会話/TED Talks/YouTube英会話チャンネルなどです。
瞬間英作文
日本語文を見て、即座に英語に言い換えるトレーニングです。「文法を使えるレベル」に引き上げるのに非常に効果的な練習法です。
独り言・一人英会話
日常の出来事や考えていることを、英語で独り言にしてみましょう。
「今、コーヒーを飲んでる」→ “I’m drinking coffee now.” のようにシンプルでOK!
英語日記
毎日英語で短文を書くこと、表現力と文章構成力が同時にアップします。
書いたものを音読すればスピーキング練習にもなります。
AIと英会話練習
ChatGPTのようなAIと英会話の練習もおすすめです。
間違えても恥ずかしくない環境で、実践練習ができます。
オンライン英会話を活用する
実際に英語を話す機会を作るには、オンライン英会話が最適です。
月数千円から始められるスクールもあり、コスパも良いです。
英語スピーキングに役立つおすすめのアプリ・サイト

ネイティブ講師と1対1で会話できるCambly(キャンブリー)
オンライン英会話のキャンブリーは、講師の全員が英語圏出身です。24時間いつでも予約不要でレッスンが受けられます。
スマホやPCで利用でき、全レッスンが録画され復習も可能。フリートークや試験対策など多様なカリキュラムがあり、柔軟な料金プランも魅力です。
英語が人生を変えた話に元気をもらえる:書籍「英語日記BOY」
著者の新井リオが独自の「英語日記」学習法でカナダのデザイナーになるまでの実体験を紹介する書籍です。
英語を主体的に学ぶ姿勢や、日常的なアウトプット重視の学習法、英語を使っての夢を叶え方など、読んでいてモチベーションが上がります。
世界中の学習者と言語交換ができる言語交換アプリ:「HelloTalk」
HelloTalkは、世界中の人と音声・ビデオ通話やチャットを通じて交流しながら言語学習できるアプリです。
翻訳・添削機能が充実し、初心者でも安心して使えます。無料で4技能(読む・書く・聞く・話す)をバランスよく学べます。気軽に外国人の友達を作りたい人や、楽しみながらネイティブ表現を身につけたい人におすすめです。
単語や表現の発音を実例で学べるサイト:YouGlish
YouGlishは、詳しく知りたい英単語やフレーズが使われているYouTubeシーンを抽出し、ネイティブの自然な発音や使い方を動画とスクリプト付きで確認できる学習ツールです。
再生速度調整やシャドーイング・ディクテーション機能も搭載。これにより、リスニング力、発音、語彙の定着、文脈理解、自然な表現力がアップします。
ChatGPT(AI): 会話練習・英文添削・スピーキング練習に
ChatGPTは、24時間いつでも自分のレベルや目的に合わせて英会話練習ができ、リアルタイムで文法や表現のフィードバックが得られるのが大きなメリットです。
日常会話からビジネス英語まで、幅広く対応し音声機能も利用可能。間違いを気にせず繰り返し練習できます。コストも抑えられるため、効果的に学習できます。
まとめ|恥を捨てて、毎日練習!
英語スピーキングは、「話す筋肉」を育てるようなもの。
毎日少しずつでも口に出すことで、確実に上達します。
間違いを恐れず、「使う英語」を意識して練習を続けましょう。
「話せるようになるために、まずは小さな一歩を!」
ではまた。Have a good one!
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