自分の考えを裏打ちするデータを示すことで、誰もが納得する結論に早く到達することができます。IT分野は標準化が進んでいるので、ツールを活用して「一目瞭然」なデータを共有し、苦手な英語での議論に引き込まれるのを上手に避けましょう。
正しいデータは誰も反論できない
注文を受けた/受けていない、在庫がある/ない、既に出荷した/していない、荷物が届いた/届いていないなど、日常業務で起こる様々な行き違いを英語で答えるのは面倒です。もしかしたら相手が交渉の一環として事実と違うことをあえて言っているのかも知れません。でもあなたが正しいデータを手元にもっていれば、それを示すことで議論を一気に結論まで持っていくことが可能です。そのためにもデータの所在と、そこからのデータの引き出し方をスキルとして持っておくのは、死活的に重要です。そして社内データのありかが日本語をサポートしているとは限りません。
ツールの英語化を考えよう
まずはPCやタブレットなど、仕事用デバイスの英語化をぜひ検討してみましょう。日本語で使いこなしていれば、言語が変わってもボタンの場所は同じなので操作は可能です。
MS Officeを英語版で使うメリット
Excelでピボットを使うとどうしても「合計」や「総計」などの日本語が勝手に埋め込まれてしまいます。この状態でWeb会議で画面共有すると、相手からは「何を集計してあるのかわからない表」に見えてしまいます。ハングルや中国版の集計資料をたまに見かけるのですが、やはり集計項目の意味がきちんとわからないと、議論を先に進めることができません。
MS Teamsなどの共同作業ツールも、会議案内メールは送った人の使っている言語に従属します。「会議に参加するにはここをクリック」というリンクが日本語で書いてあれば他のメンバーには読めないのです。
デバイスの言語を英語に切り替えようというのは、そういったムダを排してグローバルな環境に自分から飛び込んでいくことでもあります。
まとめ
正確な情報をもとに導いた結論には誰も反論できません。これは相手がどこの国の人であっても同じです。社内データの所在を把握しておくことと、それを引き出すITスキルを持つことは、あなたが会社で生き残っていくために死活的に重要です。手持ちのデバイスの言語を英語に切り替えてグローバルな環境の中に自ら飛び込んで行きましょう。そうすることで「一目瞭然な」資料を見せることができるようになり、英語による資料の説明量を減らすことができます。良いデータ、良い資料を作る人に対する印象がいいのは全世界共通です。
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