アメリカのTVコメディ「フレンズ」で自分だけの英語教材を作ろう

番組終了から四半世紀過ぎても世界中の英語学習者から愛され続けているTVコメディ「フレンズ」。
今回はLingQのインポート機能を使って「フレンズ」動画を英語教材化してみようと思います。

この記事を読めば、自分の好きなコンテンツで英語を学ぶための具体的なやり方がわかります。

TVドラマ「フレンズ」について

「フレンズ」は1994年に始まったアメリカのTVコメデイーです。マンハッタンに住む個性豊かな6人の登場人物が、お互いに助け合い、ときにぶつかり合いながら、大人になっていく物語。登場人物のドタバタに「バカだな~」と思いながらも共感してしまう面白さ。とにかく笑えます。一度見始めると止まらないので、完成度の高いドラマだと思います。

今回はLingQのインポート機能を使ってこの「フレンズ」動画を英語教材化してみようと思います。

「LingQってなに?」という方は、以下の過去記事を参考にしてください。

僕はLingQを使って13,000語覚えました。既知の単語数を増やすとリスニング能力も上がります。

では実際に、LingQで動画をインポートするところから、レッスンに展開して活用するところまで順を追ってご紹介します。

自分に合った動画の選び方

「フレンズ」は全10シーズン236エピソードあります。真剣にやると一生かかるボリュームなので、まずはシーズン1を観て、ご自身の好みに合うか確認することをお勧めします。ひとまず勉強のことは忘れて楽しんでください(これ大事です)。

ポイント

  • 大まかなストーリーを頭に入れる
  • 日本語の字幕付きで構わない
  • 登場人物の名前、性格や関係、何がテーマかざっくりわかればOK

一度まとめて見ておくと、後で一部分だけ英語で見ても、いきさつや背景はわかっているので没頭できるようになります。

「フレンズ」は、1話約20分の中に、複数のテーマが同時並行で進みます。その中ひとつの話題、時間にして2-5分程度をピックアップしてインポートするのがおすすめです。

今回は「フレンズ」の公式YouTubeサイトから以下の動画をピックアップしてみました。

Season 1 Episode 5: The One With the East German Laundry Detergent

動画インポートのやり方

注記:デモ環境はwindows11 PC + Chromeです。LingQ インポート拡張機能は既に導入済みです。
インポート拡張機能をまだインストールしていない方はこちらの記事を参考にしてください。


それではさっそく作業に入りましょう。ブラウザでインポートしたいTouTube動画を開き、LingQ Importerアイコンをクリックします。動画タイトルにSeason#-Episode#を追記します。今回はSeason1のEpisode5を取り込むので1-5と入力します。
次にImportボタンをクリックします。

LingQにログオンし、Library→Imported Lessonsと進むと、先ほどインポートした動画が表示されているのでクリックして開きます。

これがインポートされたレッスン画面です。

青のマーキングは新出単語

青でマーキングされた単語は、LingQで過去に受けたレッスンで出てこなかった新しい単語です。すでに単語の意味を知っていれば放置して先に進みます。次回から自動的に既出単語として記憶され、マークはつかなくなります。

黄色のマーキングは暗記中の単語

黄色でマーキングされた単語は、過去に単語帳に登録済みで暗記中の単語です。単語をクリックすれば意味を確認できます。

単語を全て覚えようとしなくてもいい

LingQに登録された黄色いマークの単語を全て覚えようとすると効率が下がります。
しばらく放置して他のレッスンにもしばしば出てくるものから覚えます。
「この単語、前にもどこかで出た」と思い出す経験が大切です。
ひとつのレッスンを完璧にこなすより、7割できたらどんどん先に進んだほうが良いです。

単語はすき間時間にスマホで覚える

データはスマホアプリからも見られるので、単語はすき間時間に覚えるのがいいと思います。スマホアプリはこちらからダウンロード可能です。

LingQ 言語学習
LingQ 言語学習
開発元:The Linguist Institute
無料
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実際のレッスンはどんな感じか

動画を再生しながらシャドーイング

画面左下の再生ボタンを押すと動画が再生されて、該当のセリフが太字でハイライトされます。再生速度は0.5倍から2倍に調整可能です。5秒刻みで巻き戻し、早送り、それとループ再生ができます。

シャドーイングのコツ

  • シャドーイングは学習ではなく筋トレの一種です。反復練習で必ず上達します。
  • 聞き取りに集中しましょう。意味を日本語で考え出すと雑念が生まれます。
  • 再生スピードは、口真似ができるところまで落とします。ゆっくりで構いません。
  • その発音がなんという単語で構成されているか、そのパターンを「あ、そうか」と気づくと次回から聞き取れるようになります。
  • 英語は隣り合う単語がくっついて音が変化する言語です。
  • 音のかたまりと意味が脳内でマッチングされて「あ、そうか」と理解できればそれが経験となって脳に記憶として残ります。

何回聞いてもわからないときは

聞き取れない理由にはいくつかあります。

  • 早すぎる
  • 辞書で覚えた発音と違う
  • 句動詞で、個々の単語は知っていても全体の意味がとれない
  • 背景にあるアメリカの社会システム、習慣、文化を知らない

最初のふたつはシャドーイングで必ず克服できます。ゆっくり再生して、自分の発音との違いに気づけばその瞬間に聞き取れるようになります。一度話せるようになれば次回から必ず聞き取れるようになります。

後半の2つはGoogle検索で答えが見つかります。

アメリカの文化や社会システムに関するものは、知らなければ永遠に聞き取れません。幸い「フレンズ」は、世界中の英語学習者が20年以上かけて調べた結果がネット上に残っているので、わからないフレーズはググるとたいてい出てきます。

日本人ブロガーで私が一番お勧めするのは、らんちさんの「フレンズ 翻訳♪挑戦」です。

まとめ

今回はアメリカのTVコメディ「フレンズ」を、LingQを使って英語教材化する方法について解説しました。

  • 「フレンズ」は全10シーズン236話もあるので、まずシーズン1を見て、試してみるのがいいでしょう。
  • LingQの動画インポート機能はとてもシンプルです。1クリックでインポート可能です。
  • LingQ側でテキストがどのように生成されるか、単語がどのように取り扱われ、保存されるかについて説明しました。
  • 再生機能を使ってどのようにシャドーイングを進めればいいかを紹介しました。

LingQに興味を持たれた方は、まず無料版で試してみるのがおすすめです。

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以上、参考にして頂ければ嬉しいです。 ではまた。

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