【中・上級者向け】独学用英語学習ツールの組み合わせ方

独学用英語ツールキット
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この記事は、次のような人におすすめです。

  • 独学で英語を勉強中。これでいいのかなと思っている
     
  • 英会話アプリを毎日欠かさずやっているが、自分に足りていないのが何かがわからない
     
  • TOEIC900超え。でもしゃべれない
     
  • 社会人から独学で英語が話せるようになった人はどうやったのか知りたい
     
      

英語の独学は何が正解かわからないので不安ですよね。

でも独学にはスクールやアプリにはないメリットがあります。それは学習内容を自分で自由に決められることです。

この記事では、今よりも確実に聞き取れて、話せて、書けるようになるためのツールの組み合わせを、実例を交えて紹介します。

この記事を読めば、学習で得た知識を使えるスキルに転換する方法がわかります。

今より少ない時間とコストで英語スキルの向上を実感できるのでぜひ参考にしてみてください。

【この記事を書いた人】
ITエンジニア系英語オタクです。米国企業での実務経験10年以上。アメリカには仕事で3年住みました。ブログを通じて「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へサバイバルキットの提供を目指しています。

結論:独学にはYouTube + LingQ + ChatGPT + DeepLがおすすめ

英語の独学にはYouTube + LingQ + ChatGPT + DeepLをおすすめします。

その理由は

  1. 興味・関心があるコンテンツで
  2. 今の自分に理解できるレベルのものを
  3. 効率よくインプット&アウトプットできるから

です。

どのツールで何をやるか

実例と共に順を追って解説します。

STEP1:YouTubeから教材となるコンテンツを選択する

まずYouTubeの中から教材とする動画コンテンツを選びます。ポイントは次の通りです。

  • 強い興味や関心があるもの
     
  • 視聴して意味のある、実際に役に立つもの
     
  • 自分のレベルに合ったもの
     
  • 長くても10分以内の比較的短いもの

【参考】発音矯正コーチングのYouTube動画

今回はGB Voice Academyの動画チャンネルの中から動画をひとつ選んでみます。理由は英文読解と発音矯正が一度にできるからです。

GB Voice Academyについては下記の記事を参考にしてください。

STEP2:ChatGPTで要約を生成し、コンテンツの概要を把握

次にこの動画のスクリプトを丸ごとChatGPTに読み込ませて要約文を生成し概要を把握します。

はまじ
はまじ

YouTube SummaryというChomeの拡張機能を使うとワンクリックで要約を作れます。テレビドラマなどでシチュエーションがよく分からないときに便利です。

YouTube Summaryの詳細は以下の記事をご覧ください。

STEP3:LingQ に YouTube動画をインポートして教材化

どの動画にするか決めたらLingQを使って英語学習教材に変換します。

メリットは次の通りです。

  • 新出単語や学習中の単語の数がわかるので難易度を把握しやすい
      
  • センテンス単位に細かくリピート再生が可能。再生スピードも変えられるのでシャドーイングが楽にたくさんできる
     
  • 単語帳を自動作成できる

画面左下のコントローラーを使うと巻き戻し、早送り、再生速度変更、自動リピートなどができます。

センテンスビューを使うと、ワンセンテンス毎の反復練習が可能です。

画面右側に動画も出てくるので話者の口の動きや表情、ジェスチャーもわかります。ここがAIアプリとの大きな違いです。

LingQの概要については以下の記事を参考にしてください。

練習は音声を聞くところから始める

まずはスクリプトを見ずに音声を聞き、聞き取れないところをメモします。後でスクリプトを見てスペルを確認し、聞き取れなかった原因を調べます。

はまじ
はまじ

僕はスクリプトを手で書いた後、さらに赤ペンでアクセント、イントネーション、リンキングを書きこんでいます。手で書いた方が頭に長く残るからです。

以下、スムーズに口に出せるようになるまで次の順序で反復練習します。

  1. スクリプトを見ずに音声を聞く
      
  2. スクリプトを見ながら音声を聞く
      
  3. 音声が聞こえた順に内容を理解する
      
  4. スクリプトを見ながら発話する
      
  5. スクリプトを見ずに発話する
はまじ
はまじ

このやり方は「30日間英語脳育成プログラム」のメソッドを参考にしています。

「30日間英語脳育成プログラム」の詳細は下記リンクを参照してください。

練習はシャドーイングが主体になりますが、合わなかったら無理せず他の方法を試してみてください。

聞き取りをガチで行うには、有線のイヤホンをおすすめします。ワイヤレスなら遅延のないものが良いです。

Blurtoothのイヤホンは選び方が難しいので、これから買おうと思っている人は以下の記事を参考にしてください。

STEP4:ChatGPTを使って日本語に翻訳

スクリプトを読んでもはっきり意味が取れない時は、ChatGPTを使って日本語に訳してみます。

はまじ
はまじ

「それとこれとは別ものだよ」というニュアンスがあるんですね。

STEP5: 例文をアレンジしてDeepl Writeで添削

動画の中で「例文と同じリズムで作文しなさい」という宿題が出ていたので、考えた英文をDeepLに打ち込んで添削してもらいます。左が原文、右側が添削後の結果です。DeepLの良いところは、いくつかバリエーションを提案してくれるところ。残念なのは添削結果に解説がないところです。

DeepLに関しては以下の記事でレビューしてあるので参考にしてください。

soonerとearlierの違いがわからなかったのでChatGPTに聞いてみます。DeepLが生成した英文のダブルチェックの意味も含んでいます。

答えを手書きのフレーズストックリストに書き写して今日の分は終了です。

コストはいくら?

LingQはプレミアム版を使います。月額2,100円です。年払いだと16,800円、月1,400円相当です。その他の料金コースについては公式サイトを確認ください。

LingQ公式サイトはこちら

YouTube、ChatGPT、DeepLは無料版で十分です。

メリット/デメリット

メリット:自分が本当に知りたい事が英語学習を通じて学べる

  • 興味があるコンテンツを教材化してレッスンできるのでモチベーションを維持しやすい
     
  • 効率的かつ集中的に反復練習ができる
     
  • 英会話アプリと比べて安価
     
     

デメリット:PCによる操作が前提

  • アプリ間を頻繁に移動するのでスマホアプリだと操作が面倒
     
  • 発話練習が主体なので時間と場所を選ぶ必要あり
     

英会話学習用のパソコンについては以下の記事で紹介しているので参考にしてください。

向いている人:明確な目的意識を持っている人

  • 英語で何を学びたいか目的がはっきりしている人
     
  • パソコン操作にある程度慣れている人
     
  • 声を出して練習する場所と時間が確保できる人
     

まとめ

  • 独学にはYouTube + LingQ +ChatGPT+DeepLがおすすめ
     
  • やり方は次の通り
    • STEP1:YouTubeから教材となるコンテンツを選択する
    • STEP2:ChatGPTで要約を生成し、コンテンツの概要を把握
    • STEP3:LingQ に YouTube動画をインポートして教材化
    • STEP4: ChatGPTを使って日本語に翻訳
    • STEP5: 例文をアレンジしてDeepl Writeで英文添削
       
  • コストはLingQのプレミアムプラン月額2,100円
     
  • メリット:自分が本当に知りたい事が英語を通じて学べる
     
  • デメリット:PCによる操作が前提
     
  • 明確な目的意識を持っている人におすすめ
     

忘れることを前提とした学習プランを組むことをおすすめします。過去にやったレッスンを、時間を置いてしつこく反復練習するとより頭に定着しますよ。

ではまた。Have a good one!

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