効果が実感できるリスニングの大事なポイント

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言語に関わらず、「聞くこと」はとても大切です。リスニングの練習を始める前に、知っておきたいポイントをまとめてみました。

ネットを介した文字によるコミュニケーションの弊害

SNSを通じて、多くの人が自分の意見を発信できるようになりました。遠くにいる人と緊密にコミュニケーションを取れるようになった反面、不特定多数に対する投稿は予期しない論争に発展することがあります。たとえ些細な問題であっても激昂し、妥協せず論破しようとするのは普通のコミュニケーションとは言いがたいですよね。そもそもリスニングとは何を目的としたスキルなのでしょうか。

「聞く技術」を習っていない現実

私達は今まで、「聞くこと」について学校でも、親からも、誰からも教わったことがないと思います。にも関わらず、技術だけが進歩して、毎日、画面を通して大勢の人達から大量の意見を浴び続けているような昨今です。逆に対面でのコミュニケーションスキルを学ぶ機会は減っているのではないでしょうか。チャットで済むのであれば電話は必要ないですしね。会話の秘訣は様々な書籍に載っています。相手の目を見つめるとか、うなずくとか、相手のキーワードを反復するなどです。でも、それよりももっと大切な事を6つのポイントにまとめてみました。

リスニングのポイント6選

これからお話しするポイントは母国語/第二言語に限らず役に立つと思います。どれかひとつでも試してみてください。すぐに効果を実感できると思います。つまり、よく相手を理解できるようになるので、相手から学ぶことが多くなります。

  • 「ながらリスニング」をしない
    話を聞いているときにスマホをいじらない、とかそういうことだけではなくて、身も心も「今ここ」にいる状態でいましょう。もし聞いている最中に他の事が頭に浮かんできたら、いちど会話から抜け出しましょう。半分聞きながら、半分他の事を考えると聞き取れなくなります。
  • 一方的に話さない
    相手をシャットアウトするように独断的に話さないようにします。あなたが話している間は、相手から何もインプットを得られません。自分自身の学びの機会を失っていることに気づきましょう。本当に「聞く」には、自分自身の意見を脇に置く必要があります。回答するために聞く、のではなく、心を無にしましょう。
  • はい/いいえに限定しない質問をする
    何があったの?どう感じたの?それでどうしたの?というような質問をしましょう。似たような経験をしたとしても、他の人があなたと同じ感じ方をして同じ行動をとるとは限りません。一番詳しいのは相手の方なので、相手に詳しく話してもらいましょう。すると、あなたの予期しない答えが返ってくるかもしれません。
  • 質問を頭の中に貯めない
    質問が浮かんだらすぐ相手に聞きましょう。溜め込んでいる間は、相手が話が聞き取れなくなります。何を聞くか忘れたらそれまでです。思い出す努力はやめましょう。
  • 知らないなら「知らない」と正直に言う
    知っていることを正しく話す事で信用してもらえるようになります。
  • 簡潔に話す
    相手の役に立つことを簡潔に話しましょう。

まとめ

相手を理解するにはある程度の忍耐と寛容が必要です。相手に興味を持ち、相手から学びましょう。

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