この記事は、次のような人におすすめです。
- 詰め込み型の勉強法に疲れてきた
- 最近英語力が伸び悩んでいる
- 英語学習に割ける時間が少ない
受験や資格取得のための勉強で英語学習がつらくなっていませんか?
がんばっているのに一日の終わりに振り返って「何も記憶に残っていない」ということはないですか?
今回はGymglish(ジムグリッシュ)を紹介します。
Gymglishはヨーロッパ発の外国語学習プラットフォームです。「語学学習は楽しんで良い」という発想で作られていて、欧米を中心に700万人以上のユーザーがいます。
もちろん「あ~楽しかった」で終わりではなく、利用者のモチベーション維持と記憶定着のための工夫が施されています。
原点に立ち返ってコツコツと英語を習得したい人はぜひ最後まで読んでみてください。
【この記事を書いた人】
米国企業での実務経験10年以上。アメリカには仕事で3年住みました。ブログを通じて「今すぐ英語を話せるようにならないとやばい人」へサバイバルキットの提供を目指しています。
Gymglishの特長
Gymglishのコンセプトは「楽しいからやる、だから続く」です。Gymglishは、自分のレベルにあったコンテンツをたくさんインプットできる仕組みになっています。
「勉強しなきゃいけないからがんばってやる」というノリではないところがGymglishのポイントです。
コンテンツの緩急が秀逸。学ぶと同時にくすっと笑える
一見まじめに勉強する体でレッスンが進みますが、おまけコーナーのようなものがあって面白いです。
- コンテンツを開発したのは教育者ではなく、クリエイティブ・ライティングの専門家
- 自分のレベルに合った短編ストーリーを大量にインプットすることで、理解スピードやリスニング力が上がるようにデザインされている
- しっかり学習しながらも、息抜きタイムがあって面白い
1日15分の短いレッスンを数多くこなすスタイル
レッスン時間は短いですが、内容に無駄がなく、構成もしっかりしています。
- 1レッスン15分の構成:ミニストーリー、ショートダイアログ(会話)、おまけコーナー
- 「理解可能な短いレッスンを数こなした方が成果が出る」という第二言語習得理論に基づいたレッスン
- 「楽しい学びは記憶に定着しやすい」という脳科学の研究結果に基づいたコンテンツ
詰め込み型のレッスンではないので、継続できる可能性が高いです。何より堅苦しくないところがGoodです。
受講者一人ひとりのレベルにマッチしたレッスンを提供
Gymglishは一人ひとりの実力にマッチしたカリキュラムを提供することで、無理なくレッスンを継続できるように考えられています。
- AIが7回分の無料トライアルレッスンの結果をもとに、8回目以降のレッスンを再構成
- その後も上達度に合わせてレッスン内容を都度チューニング
- 各レッスン終了のタイミングで、間違った箇所の解説をまとめて受けとれる
的を得たAI活用
最近ありがちな「AIでできることの範囲内でカリキュラム編成」しているのではなく、全体の中で効果的だと思われるところにAIを使っています。
- AIが学習履歴と忘却曲線のバランスをとりながら、タイムリーに復習教材を提供
- AIと自由形式の会話ができる。しかもAIのレスポンスは自然で精度が高い
教材へはPCからブラウザ経由、またはスマホアプリでアクセス
公式サイトから申し込み画面に進み、メールアドレスと現時点の英語レベル、年齢、性別を入力します。すると折り返しメールが届くのでメール内のリンクで認証したらそのままレッスン開始可能です。
Gymglishは15日間の無料体験が可能です。購入前に一度試してみることをおすすめします。
料金コースは2パターン
コースはBasicとPremiumの2通りです。AIとのフリートークはPremiumのみのサービスです。
Basicコース | Premiumコース | |
6ヵ月 | 3,619円/月 | |
12ヵ月 | 2,832円/月 | 3,776円/月 |
24ヵ月 | 2,990円/月 | |
36ヵ月 | 2,203円/月 | |
備考 | レッスン週3回 | レッスン週5回 AIとの会話練習 |
実際に試してみたら、まあまあ面白かった。
レッスンは3つのパートに分かれています。
ミニストーリー
5分程度の音声付きのテキストを読んで質問に答えます。文章を読みながら未知の単語を登録することもできます。
【理解度チェック】
ストーリー内容についての質問
【ボキャブラリチェック】
同義語を選んでオリジナルと同じ意味の文章を作る
ナレーション音声は今までに聞いたことのないアクセントでした。英米加豪いずれでもなかったです。クセがない分、日本人には聞きやすいと思います。
ショートダイアログ
3分程度の会話を聞いて質問に答えます。
【理解度チェック】
登場人物の関係や状況についての質問
【文法穴埋め】
時制に応じた動詞の活用に関する質問
こちらはアメリカ英語でした。2回目のレッスンで、今後どこの国の英語をベースにするか聞かれました。
デザート(おまけコラムのようなもの)
レッスン内容に関連したおもしろ話。ユーチューブ動画が組み込まれていました。
「アメリカ人はなんでフットボールをサッカーって呼ぶんだ。足でボールを蹴るんだからフットボールだろ!」って言ってました。確かに。
アメリカでフットボールと言うと別のスポーツになってしまいます。日本人としてはどっちでもいいから欧米で統一して欲しいですよね。
AIとのフリートーク
これは予想以上の品質の高さで、とても自然に会話ができました。AIの方から話題を振ってきてイギリス旅行の話をしました。このAIはアメリカ英語でした。リアクションが自然で、とてもよくできていると思います。実際に人とやりとりしているような感覚でした。
また氏名を聞かれたので漢字で入力したところ、次のレッスンでいきなり中国語読みで呼ばれました。ローマ字入力すべきだったかも知れないです。
AIからたくさん質問を受けるので、前もってアイデアバンクの作成をおすすめします。アイデアバンクについては過去記事でまとめてあるのでこちらを参照してください。
フリートークが終わるとその日のレッスンのフィードバックを受け取って終了です。
結局話せるようになるの?
無料体験レッスンをやってみて、1日15分のボリュームで十分やりごたえがあると感じる人はそのまま続ければ、ガリガリやらなくても次第に話せるようになる可能性が高いです。
このサービスはよくできています。「勉強」を感じさせないようでいて、しっかりレビューできるようにカリキュラムが組まれているからです。
ただ「理解可能なインプット」による語学習得は、最短でも500時間(30000分)かかると言われていて、全くの初心者が1日15分の学習だけだと2000日、5年半かかる計算です。明らかにインプットの絶対量が足りないので、別途復習時間を作って深掘りするとか、並行してポッドキャストや音声付きの小説など、楽しんで学べるコンテンツのインプットを少しずつ増やしていくことをおすすめします。
口コミ
日本での展開は最近なので、まだ口コミは少ないです。X(旧Twitter),Google play, Apple Storeからいくつかピックアップしました。
良い口コミ
- 楽しく進められる
- 挫折しないボリューム
- ストーリーが面白い
気になった点
- サポート体制に不安(iPad, iPhone)
メリット
レッスンは解説も含め全て英語です。これをメリットと見るか、デメリットと見るかでGymglishに対する評価は大きく変わります。
メリット 日本語脳を遮断して英語の世界に没頭できる
- 解説も全て英語表記。日本語脳を遮断できるので英語に没頭できる
- ボキャブラリや文法が無理なく自然に身につく
- コンテンツが面白い
デメリット 辞書なしでは解説も理解できない可能性
- 解説も全て英語表記。初心者にはとっつきづらいかも
- ユーモアセンスが日本とちょっと違う。たまに笑えない
- BasicプランはAIとのフリートークがない
Gymglishはどんな人におすすめか
Gymglish次のような人におすすめです。
- 英語の基礎知識がある人。全くのゼロからだと苦労するかも
- すき間時間を利用してコツコツやりたい人
- 詰め込み型の学習スタイルから一度距離を置きたい人
海外には、日本人がやっている「英語の勉強」を尻目に、普通に英語を話せているノンネイティブが大勢います。
楽しめるやり方で英語を学ぶ方法でも全く問題ないですよ。
Gymglishは15日間の無料体験ができます。登録は簡単、クレカ情報入力も不要です。
ぜひ一度試してみてください。
まとめ
- Gymglishはヨーロッパ発の外国語学習プラットフォーム。「語学学習は楽しんで良い」という発想で作られている
- AIが受講者の習熟レベルに合わせてレッスンを再構成するので無理がない
- 料金コースは2パターン。1年契約で月額2,832円から
- 1回のレッスンはミニストーリー、ショートダイアログ、おまけコーナーの3部構成
- 1レッスンで十分やりごたえがあると感じる人はそのまま続ければ、次第に話せるようになる可能性大
- レッスンは解説も含めてすべて英語。これがメリットと思う人には強くおすすめ
それではまた。Have a good one!
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