「明日、お客様と英語でWeb会議だから。出てね」
聞いただけでも緊張してしまいますよね。
でも大丈夫です。みんなそれなりにやらかしています。
今回は、同僚からのアンケートを元に、過去の失敗事例をNG集としてまとめました。
「人の振り見て我が振り直せ」
あなたは失敗をうまく避けて会議を乗り切りましょう。
セットアップ編
時差の計算を間違えてとんでもない時刻に会議を設定して招待メールを発信
アメリカは本土だけでも4つのタイムゾーンがあります。それ以外にサマータイムを設定している州があります。事前によく確認してから会議の時間帯を設定しましょう。
日本語のまま招待リンクを送信
必ず相手がわかる言語で招待リンクを作成しましょう。
ミーティング開始早々、自分の声が相手に聞こえていないことが判明
必ず事前にデバイスのテストをしてから会議に臨みましょう。
あいさつ編
“How are you?” に真面目に答えて冒頭から暗い雰囲気に
「先週からレイオフが始まって会社に誰も来なくなった」
相手は気分よく会議を始めたいから挨拶しているだけで、あなたが今どんな問題をかかえているかを知りたいわけではありません。あたりさわりのない明るい話題で返しましょう。
自己紹介が長すぎて自爆
名前、役割、所属部署、上長は誰か、参加への謝意、ぐらいで十分です。
フレーズ編
定番フレーズを間違って覚えている
- 英語で何と言うかわからないとき
How to say …ではなく、How do I say … です。 - How are you? と聞かれて「普通です」と言いたいとき
I’m normal. ではなく、 I’m ok. です。 - どうやるのかわからなくてやり方を聞きたいとき
How to …? ではなく How do I ….? です。
日本人固有の間投詞を連発
- 「えー」
- 「うーん」
- 「うんとー」
- 「なんだっけ」
まず日本語のスピーチを直すと英語でも出なくなります。以下の書籍を参考にしてみてください。
あまり意味のない繰り返し
- 「おっけーおっけー」
- 「そーりーそーりー」
- 「とぅもろ とぅもろ」(tomorrow, tomorrow)
- 「ばいばーい」
特に社外の取引先との打ち合わせでは控えましょう。
しぐさ編
相手が喋っている最中に「うん、うん」とあいづちを入れる
英語はワンセンテンス息継ぎなしに一気に話す言語なので、あいづちを入れられると話しづらいです。センテンスの終わりでリアクションしましょう。
意味なく笑う
不気味に思われるのでやめましょう。
はなをすする
基本的に「人前では体の穴から音を出さない」と覚えておけば大丈夫です。
くしゃみをして謝らない
ひと言 Excuse me. と言った方がいいです。相手の習慣に合わせましょう。
発音編
完全なカタカナ英語
- あい にーど つー
- I need to → 「ど」は小声の「だ」へ、最後の「つー」は不要です
- あいうぃるー
- I will → 最後の「るー」は不要です
- あんどー
- and → 最後の「どー」は不要です
- あい きゃんのっとー
- I cannot → 最後の「とー」は不要です
- のっと
- not → 最後の「と」は不要です
- じゃすと
- Just → 最後の「と」は不要です
- げっと
- get → 最後の「と」は不要です
ローマ字読み
- うぉーく work → わーく
- walk「歩く」にならないように気を付けましょう
- のん none
- なん です。
- あぷろーぶ approve
- あぷるーぶ です。
態度編
「質問ありますか?」と聞かれて沈黙する
質問が本当にないなら「ありません」と言いましょう。黙っているのは良くないです。
会議終了直前に「質問がある」と言い始める
出席者全員のモチベーションが下がるので、会議終了の挨拶中に駆け込み質問するのはやめましょう。時すでに遅しです。
通訳に実力を発揮してもらうためには
自分で対処できないと思ったら無理せず通訳を頼みましょう。ただし彼らにも事前の準備が必要です。
【重要】事前に予備知識を提供しておく
通訳の方と事前の打ち合わせをお勧めします。伝えるべき内容は以下の通りです。
- 会議でどんな成果(結果)を導きたいのか
- そのために何を話し合うのか
- どんな人たちが出席するのか
- どういった点で紛糾しそうなのか
- 会議で使う資料を事前に渡して読み込んでおいてもらう
- 業界用語を事前に説明しておく
最近は、単発リモートで参加してもらえる通訳サービスがあるので参考にしてください。
まとめ
- 時差を間違えないように気を付けてミーティング日時を設定しましょう。
- マイクやスピーカーなどのデバイステストを事前に済ませてから会議に参加しましょう。
- 挨拶は変に盛らずに簡潔に済ませましょう。
- 海外では通じない日本人の話し方のクセを知って、会議中は封印しましょう。
- 積極的に発言しましょう。黙っていると了解とみなされます。
- 通訳をお願いする場合は、事前に予備知識を提供しましょう。
ではまた。Have a good one!
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