皆さんはこんな事ありませんか?
「シャドーイングの効果は知っているが続かない」
「文章が長すぎて、とてもついていけない」
「巻き戻しに手間取って集中できない」
「題材選びに時間がかかる」
「反復練習に飽きてしまいモチベーションが上がらない」
シャドーイングは効果が大きい反面、集中力やモチベーションの維持には工夫が必要です。自分の好みやレベルと合わないコンテンツでは、挫折してしまう可能性が高くなります。
ツールの選び方も大切です。リピート再生やスロー再生が簡単にできないと、集中できなくなってしまいます。また、ツールを通じて日々の達成度が可視化されないと、モチベーションを保つのが難しくなります。
この記事では、毎日10分、無理せず英語シャドーイングを続ける方法を解説します。
トレーニング目標は3か月で1万回リピートです。めちゃくちゃ多いように思うかもしれませんが、1日10分のすきま時間で大丈夫です。
僕は米国企業で10年以上働いています。チームに日本人は僕ひとりです。仕事で使っている言葉は100%英語です。アメリカには3年住みました。
すきま時間をうまく利用してリスニング力を劇的に上げたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
理想的なシャドーイングコンテンツとは
シャドーイングに役立つコンテンツの要件は以下の通りです。
- 2分以内
- 聞きやすい通る声
- 話者がどこの国の人か明示されている
- 興味のある話題、役に立つ情報、魅力ある内容
- スクリプトがついている
- 再生スピードを落とせば聞き取れるレベル
おすすめは YouTube「生の英語で100回シャドーイング」
1動画1センテンスだけなのに深い。
僕がおすすめする「生の英語で100回シャドーイング」は、シャドーイングに特化したYouTubeチャンネルです。ここの動画は、練習しやすいように編集済みの動画がアップロードされているので、操作が簡単で使いやすいです。
- 1動画1センテンスのみ
- 100回繰り返し録画済みなのでリピート再生が超簡単
- ネイティブの生の英語で実践的
- 動画なので表情や口の動き、ジェスチャーがわかる
- 使われている単語は比較的簡単
- 難易度別に分類されている
動画は日本人の弱点を見越して選んであり、一発で聞き取るのは難しいものばかりです。でも、それが聞き取れるようになれば、確実にレベルアップした証になります。

動画には、僕が日々の仕事で耳にするパターンが数多く出てきます。電話会議で聞いた時には心の中でガッツポーズしています。
トレーニング動画の選び方
- 難易度 まずは星(★)ひとつの動画から選ぶ(★の数が多いほど難易度高め)
- 興味を引く魅力ある動画を選ぶ
- 話者の英語圏をひとつに絞る(動画タイトルにどこの国の人か書いてあるので同じ国の人を選ぶようにします)
- なるべく声の高さが自分と同じくらいの人を選ぶ
シャドーイングに必要な英語学習ツールの要件とは
英語学習ツールに必要な要件は以下の通りです。
- 好きなコンテンツを外部からインポートできる
- 繰り返し再生が簡単にできる
- 0.5倍から1倍まで再生スピードが簡単に変えられる
- すき間時間にスマホでできる
- トレーニング実績の記録がとれる
学習ツールはLingQがおすすめ
理由:これひとつあればだいたい事が足りるから
- LingQにはリーディング、ライティング、スピーキング上達のための仕組みがひと通り網羅されているので、他のアプリを買い足す必要がない
- YouTubeやNetflix、TEDなどの動画サイトからコンテンツをインポートして自分だけのオリジナル教材を作れる
- PCとスマホアプリとの連携がスムーズ

LingQはもともと多言語話者のためにカナダで開発されたツールです。学習できる言語は英語に限らず40か国語に対応しています。世界中にユーザーがいてお互いにノウハウを共有しています。20か国話せるという、とんでもない人もいます。
【これでやめられなくなる】トレーニング目標の設定方法
練習目標を毎日10分に設定する
LingQの設定画面からストリークターゲット(日々の練習量目標)を50コインに設定します。50コインは10分間に相当します。つまり1日10分以上LingQを使ってトレーニングすると、その日の練習目標はクリアです。

例えば、6分の動画1本を0.6倍速で聞くと10分です。動画には100回分が既に収録されているので、スロー再生でワンラウンドやれば目標達成です。
連続日数はシステムが自動的にカウントして画面に表示してくれます。


連続日数が増えていくと途切れるのが惜しくなって毎日やるようになります。90日連続でやって1万回シャドーイングは決して無理な目標ではないはずです。
例えば0.75倍速でつかえずに言えたら次の動画に進む、とか、自分なりのルールを決めて次の動画に進んでください。
完璧を目指さなくても大丈夫です。飽きたら次の動画に進んでください。過去にやった動画を間をあけて再度やるのも効果的です。
【初心者向け】始める前に知っておきたいこと
シャドーイングは勉強ではなくトレーニング
シャドーイングは「勉強」するものではありません。単純に、まねが得意な人が早く上達します。楽器の耳コピと基本的には同じです。
まずは日本語でシャドーイングに慣れる
初体験の人は、一度日本語で試してみてください。天気予報や交通情報などがおすすめです。
耳と口を直結。間に脳(思考)を挟まない
リラックスして、意識を耳に向けます。聞こえた音を少し遅れて口まねしていきます。遅れてもあせらなくて大丈夫です。文と文の間には結構間があります。
ひたすら話者の声と自分の声の「差」を追って把握します。「差」とは、リズム(強弱)、ピッチ(高低)、音色です。「差」がわかれば、どんな発音が正解かわかるので、自分で修正できるようになります。
一度に全ての音を取るのは難しいので、最初にリズムだけを拾ったり、強いアクセントのところから取ったり、センテンスの末尾から次第に前の方に進んだり、自分なりにいろいろ試してみてください。ベストなやり方は人それぞれで正解はありません。
聞いている間に日本語で考えたり、スクリプトを目で追うとシャドーイングできなくなります。
飽きたら中断してもかまいません。でも何日か後にまた挑戦するようにしてください。定着する前にやめてしまうと元に戻ってしまいます。
まとめ
今回は、挫折しない、無理のないシャドーイングトレーニングに必要なコンテンツとツールについて解説しました。
おすすめのコンテンツは、YouTubeチャンネルの「生の英語で100回シャドーイング」です。
- 2分以内、聞きやすく通る声、同じ英語圏(国)の話者、スクリプト付き
- 1動画1センテンスのみ、ネイティブの生の英語で実践的
- 100回繰り返し録画済みで操作が簡単、難易度別に分類されている
- 動画なので表情や口の動き、ジェスチャーがわかる、使われている単語は比較的簡単
- 興味のある話題、役に立つ情報、魅力的な動画を自分で選べる
おすすめ学習ツールはLingQです。
- YouTubeなどの動画サイトからコンテンツをインポートしてオリジナル教材が作れる
- 繰り返し再生が簡単にできる
- 0.5倍から1倍まで再生スピードが簡単に変えられる
- トレーニング実績の記録がとれる
- 機能がひと通り網羅されているので、他のアプリを買い足す必要がない
- PCとスマホアプリとの連携がスムーズ
- すき間時間にスマホでできる
LingQに興味を持たれた方は、以下のリンクから無料版にアクセスしてみてください。
無料版のお試し登録はこちら↓
LingQ – 自分の好きなコンテンツから言語を学びましょう
プレミアム版を申し込みの方は下のリンクからお得なクーポンコードをゲットしてください。↓
Save 35% – Get 4 months free
スマホアプリはこちら↓

LingQの基本機能とグレードについては、過去にまとめた記事があるのでこちらを参考にしてください。
それでは今日もよい一日を。Have a good one!
コメント