“only”という語は会話でも文章でよく使われますが、使い方を誤ると相手に間違って伝わってしまいます。今回は、意外と難しい”only”の使い方について整理してみました。
onlyは修飾語
「only」は修飾語です。 修飾語は、文のある部分を強調したり、補足として機能します。 この「only」が文中に間違った場所に置かれると、文がぎこちなくなり、時には誤解を招くこともあります。明快な文を作成するには、「only」を、修飾しようとしている名詞、動詞の直前に置くことがポイントです。
She only ate strawberries for dinner.
She only ate strawberries for dinner.の意味は、
「彼女はいちごを食べることしかしなかった」
です。
つまり夕飯の食材の買い出しも、調理も、後片付けもせずに、いちごを食べることに専念した、というニュアンスです。onlyがateを修飾しているからです。
これは本当に相手が伝えたかったことでしょうか?
一方で
She ate only strawberries for dinner.は、
「彼女は夕食にいちごしか食べなかった」
となります。
どうもこちらが相手の意図することのように思えます。
日常会話では、間違ったままでも通じてしまうことがある
ただ日常会話では、ネイティブでも「only」を間違った場所に置くことがあります。 他の特定の文法規則と同様に、文法的に正しくても、かえってぎこちなく感じることがあります。
しかし正式なレターやビジネス上のやりとりでは、受け手を混乱させないように、「only」を正しく使いましょう。
まとめ : onlyは強調したい語の直前に置く
「only」は修飾語です。修飾したい語の直前に置きましょう。違う場所に置くと別なニュアンスになってしまいます。
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