今回は効果的な「通じる英語の声」の出し方についてご紹介します。発声のコツがわかれば、発音の正確さも増しますよ。
英語の発声方法
あくびをしながらため息をついてみてください。のどのあたりが大きく広がるのがわかるでしょうか。そこが英語で声を出す場所です。日本語と比べるとずいぶん下の方にあると感じるでしょう。どちらがいい悪いではなく、音を作り出す場所がそもそも違うのです。この英語の発声方法はどんな違いをうみだすのでしょうか。
声が大きくなる
のどが広がる分だけ空気の流量が増えます。このため、英語ネイティブは一般の日本人よりも大声です。逆に、彼らにとって日本人の声は小さく聞こえます。それが聞き取りづらさにつながるのです。これは語学力の問題ではありませんよね。普段、日本人とだけ話しているとなかなか気づくことができません。なので英語で話すときは普段の3割増しの声の大きさで話しましょう。
声がよく響く
低い位置で声を出しているため、胸が共鳴しやすくなり、結果として遠くまでよく通る声が出ます。日本人はどちらかというと鼻を共鳴させる人が多いので、少しこもったような声になります。これは日本人だけの特徴ではなく、アジアのいくつかの国の人達も同じです。
ひと文一気に話す
ネイティブは喉を大きく開いたまま話すので、途中で区切らずに最後まで一気に話します。ちょっと言い方が良くないですが「ゲロを吐くように一気に」話す感じです。日本人は無意識に、ある程度の文節で喉を締めて音を区切りながら話します。そこに相手から「うんうん」、「ふーん」などの相槌が入ります。
会話キャッチボールのタイミングが変わる
英語式の発声は話を始めたら途中で止めないので、相手が話している最中は相槌を打つのはやめましょう。こちらが話したければ相手がしゃべり終わる瞬間を見越して息を吸います。それが「今から私が話しますよ」というサインです。
まとめ
英語式の発声場所は日本語よりも喉のもっと下の方です。息の流量を多くし、胸や後頭部を共鳴させるように声を出しましょう。声を出す位置を下げることで、舌と唇の自由度が上がり、英語の発音がしやすくなります。まずは、普段より3割大きめの声を出しましょう。
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